調査収集事業

全国の大学等に所属する研究者約200名の調査員と緊密に連携し、日本文学及び関連する原典資料(写本・版本等)の所蔵箇所に赴き、書誌的事項を中心とした調査研究を行っています。

また、調査研究に基づき、撮影許可が得られた原典資料を、マイクロネガフィルム又はデジタル画像として全冊撮影して収集しています。

さらに、平成17年度から、他大学・他機関と締結した協定に基づく連携調査を行っています。

事業の概要

国内外の機関に所蔵されている日本文学及び関連資料の専門的な調査研究と、撮影・原本による収集を行い、得られた所在・書誌情報を整理・保存し、様々な方法で国内外の利用者に供することで、日本文学・日本文化の研究基盤を整備し高度化するとともに社会への還元を行っています。

日本文学及び関連資料の調査

全国の大学等に所属する研究者約200名の調査員と連携し、日本文学及び関連する原典資料(写本・版本等)を所蔵する機関(図書館・文庫・社寺等)約150カ所に赴いて、書誌的事項を中心とした調査・研究を行っています。記録された調査カードは、撮影による収集や各種目録作成などの、諸事業に活用されています。また蓄積された過去30余年間における調査カードはのべ30万点にのぼり、それ自体が貴重な文化情報であり、平成13年度以来、カードの電子化を行い、日本古典資料調査データベースとして、書誌データ及び調査カードの画像をインターネットで公開しています。新たな試みとして、日本古典資料調査データベースの書誌データとマイクロ・和古書目録データベースの書誌データのリンク、さらにはデジタル収集した画像へのリンクも行っています。

調査の成果の一部として、『調査研究報告』を毎年刊行しています。また、随時日本文学関連資料の目録、寄託・寄贈資料の目録・解題等を編集し発行しています。

また、他大学及び他機関と締結した相互協力協定に基づき、先方の機関及びその研究者と協力して文献調査・収集を行い、その成果を共有して研究する連携調査を行っています。

日本文学及び関連資料の収集と公開

このような調査に基づき、各所蔵機関から撮影許可が得られた原典資料を、マイクロフィルムあるいはデジタル画像として、全冊撮影・収集し、一般公開しています。

明治・大正期の資料については、デジタルカメラで全冊撮影した画像を、調査カードとともに、近代文献データベースにおいてインターネット公開しています。

また、古典資料・近代資料ともに、必要に応じて原本による収集も行っています。さらに、当館が収集した資料から近代文献を中心にオンデマンド方式により継続的に出版し、良質で研究価値の高い文献を幅広い読者に適正な価格で提供しています。

基幹研究

調査収集の成果を共有し、更に広く社会に還元するため、平成18年度より、調査収集の成果を基盤とし、かつ、調査収集事業と連動して行う共同研究である基幹研究「文学資源の総合研究」を開始し、その中に「王朝文学の流布と継承」「十九世紀における出版と流通」の2つの共同研究を立ち上げました。ともに5年計画の共同研究で、調査員のうち約40名に参加して頂き、平成22年度に無事終了しました。報告書の一部は刊行されましたが、現在ともに成果をとりまとめているところです。
これらに続く基幹研究として、平成23年度より、3年計画による共同研究、「近世における蔵書形成と文芸享受」を立ち上げました。

アーカイブズ調査・収集

アーカイブズ情報資源化に向け、日本の近世・近代史料について、全国の史料群所在情報の調査、史料の存在形態調査、所蔵史料に関連する史料の調査・収集を行っています。調査・研究の成果として『史料目録』『史料叢書』を刊行しています。

発行資料

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